「産業廃棄物の処理費用は？」
「産業廃棄物として汚泥を処理したい！」
産業廃棄物を処理する場合、その種類や重量に応じた費用を処理業者へ支払うことになります。
産業廃棄物にはそれぞれ決まった処理方法があり、産業廃棄物処理法に基づいていない処理をしてしまうと、企業側の責任も問われてしまうため注意が必要です。
そのため、産業廃棄物の処理は業者へ依頼することになるのですが、もちろん費用がかかってきます。
産業廃棄物の処理には、いくら必要なのか気になる方もいることでしょう。
そこで今回は、産業廃棄物の処理費用について解説します。
産業廃棄物として扱われる汚泥の処理についても詳しく解説しているため、参考にしてください。
産業廃棄物の処理費用
さっそく、産業廃棄物の処理費用を解説します。
下記の料金表は、標準料金を公開している産廃業者の情報を元に作成されています。
| 産業廃棄物 | 料金 |
|---|---|
| 汚泥 | 25～50円 / kg |
| 燃え殻 | 60～100円 / kg |
| 鉱さい | 30～80円 / kg |
| ばいじん | 60～100円 / kg |
| 廃油 | 5～100円 / kg |
| 廃酸 | 30～100円 / kg |
| 廃アルカリ | 30～100円 / kg |
| 廃プラスチック類 | 30～80円 / kg |
| 紙くず | 20～60円 / kg |
| 木くず | 10～60円 / kg |
| 繊維くず | 20～60円 / kg |
| ゴムくず | 40～80円 / kg |
| 金属くず | 0～40円 / kg |
| 廃石綿等 | 100〜200円 / kg |
上記はあくまでも目安となっているため、料金の詳細や最新の情報は、依頼する業者へ直接問い合わせて確認してください。
汚泥の処理費用の内訳
産業廃棄物の中でも、特に汚泥の処理費用が気になる方もいることでしょう。
汚泥の処理費用は、下記の条件によって変動します。
- 回収場所から処分場までの運搬距離
- 回収頻度
- 積込み作業の有無
- 手配する車両
上記のように、汚泥の回収場所や容量・重量によって料金は変動します。
収集・運搬する汚泥の質量が大きくなるほど運搬するトラックも大きくなるため、料金が高くなるのが一般的です。
そのため、汚泥の重量を軽くすることが、処理費用の削減につながります。
汚泥の処理費用を抑えるには
汚泥の処理費用を抑えるには、汚泥の重量を軽くするのが効果的でしょう。
汚泥には多くの水分が含まれており、その水分量によって重量が大きく左右され、処理費用にも関係してきます。
例えば、含水率が99％の状態で処分すると、固形分（汚れ）はたったの1％で残り99％の水が処分費用に含まれてしまう計算です。
一方、含水率99％の汚泥が100kgあったとして、含水率98％まで下げると、汚泥の重量は半分の約50kgまで減らせます。
そのため、汚泥に含まれる水分量を減らすことが、処理費用の削減につながると言えるでしょう。
汚泥の水分量を減らす汚泥脱水機
汚泥に含まれる水分量を減らすには、汚泥脱水機が有効です。
汚泥脱水機とは、水分を含む汚泥を脱水して含水率を低下させる機械となります。
汚泥から水分を排出して乾燥させることで、汚泥の重量を軽くし、産業廃棄物として扱われる汚泥の処理費用を削減できるでしょう、
汚泥脱水機を導入する際は、フォロー体制の整ったメーカーを選ぶことをおすすめします。
フォロー体制が行き届いたメーカーなら、導入後の運用も安心です。
汚泥脱水機のおすすめメーカー
ここからは、汚泥脱水機のおすすめメーカーとして下記の3社を紹介します。
汚泥脱水機を選ぶ際の、参考にしてください。
アムコン株式会社
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | アムコン株式会社 |
| 住所 | 神奈川県横浜市港北区新羽町1926 |
| 電話番号 | 045-540-8585 |
| 公式サイト | https://www.amcon.co.jp/ |
アムコン株式会社は、1974年に株式会社環境設備センターとして排水処理施設や団地の浄化槽メンテナンスを主な事業として創業した会社です。
現在では汚泥処理関連装置の開発製造販売事業、給排水設備メンテナンス事業、各種分析事業を展開しています。
アムコンが手掛ける汚泥脱水機『ヴァルート』は、日本全国の排水処理施設だけでなく、世界77の国と地域に納入されているほどの実績です。
また、世界15の国と地域に販売代理店を持ち、汚泥処理に関するお悩みをグローバルな知見で解決してくれるでしょう。
アムコン株式会社でなら、あなたに合った製品を提供してくれるでしょう。
積水アクアシステム株式会社
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 積水アクアシステム株式会社 |
| 住所 | 大阪市北区大淀中1丁目1番30号 |
| 電話番号 | 06-6440-2525 |
| 公式サイト | https://www.sekisuia.co.jp/ |
積水アクアシステム株式会社は1964年に設立され、約60年で培った知識と技術力により、きめ細かなサポートを実施している会社です。
工場排水や食品工場を中心に、微生物膜を利用した環境にやさしい排水処理を展開しています。
さらに、独自の微生物製剤を活用した油脂分解処理や高濃度汚泥の減容化などを通じて、排水処理設備の機能改善・能力増強をシステムで提案してくれるでしょう。
全国への導入実績も豊富なため、安心して依頼できます。
株式会社ヘリオス
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ヘリオス |
| 住所 | 東京都品川区北品川3-6-9 |
| 電話番号 | 03-5715-1541 |
| 公式サイト | https://www.kk-helios.co.jp/ |
株式会社ヘリオスは、脱水機のパイオニアとして創業以来35年間もの長きにわたり、多重円盤型脱水機を販売してきた会社です。
ヘリオスの脱水機は、個液分離・ろ液についての深い考察が生んだ独自技術によって作られた、ユニークな機体となっています。
従来の脱水方法である真空式・加圧式・遠心式のいずれも当てはまらず、ろ布の類は一切使用しませんし、遠心分離のような大きなエネルギーも必要としません。
そのため、消耗品が少なく、コストパフォーマンスが高いです。
ヘリオスでは、脱水機のレンタルも行っているため、気になる方は問い合わせてみてください。
まとめ
今回は、産業廃棄物の処理費用について解説しました。
産業廃棄物の処理費用は下記のとおりです。
| 産業廃棄物 | 料金 |
|---|---|
| 汚泥 | 25～50円 / kg |
| 燃え殻 | 60～100円 / kg |
| 鉱さい | 30～80円 / kg |
| ばいじん | 60～100円 / kg |
| 廃油 | 5～100円 / kg |
| 廃酸 | 30～100円 / kg |
| 廃アルカリ | 30～100円 / kg |
| 廃プラスチック類 | 30～80円 / kg |
| 紙くず | 20～60円 / kg |
| 木くず | 10～60円 / kg |
| 繊維くず | 20～60円 / kg |
| ゴムくず | 40～80円 / kg |
| 金属くず | 0～40円 / kg |
| 廃石綿等 | 100〜200円 / kg |
上記はあくまでも目安となっているため、料金の詳細や最新の情報は、依頼する業者へ直接問い合わせて確認してください。
産業廃棄物の中でも汚泥を処理したい方は、汚泥に含まれる水分量を減らすことで、処理費用の削減につながります。
そのため、汚泥脱水機の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
今回解説した内容を参考に、産業廃棄物として扱われる汚泥の処理を検討してみてください。
