ジャステックは20年以上の歴史を持つ、汚泥脱水機を扱っている会社です。『SPATONテクノロジー』という特許技術を活かした高性能な汚泥脱水機を日本やアジアを中心に導入しています。
実績も豊富であり、安心して依頼できる会社のひとつです。しかし、汚泥脱水機は汚泥の種類や処理方法によって最適な製品が変わります。多額の導入費用がかかるからこそ、慎重に製品を選ぶことが重要です。
- ジャステックの特徴を知りたい
- ジャステックがどんな製品を扱っているか知りたい
- ジャステックの納入実績を知りたい
汚泥脱水機を検討している方の中には、上記のような疑問を抱えている方も少なくないでしょう。
そこで本記事では、ジャステックの汚泥脱水機について徹底解説します。納入実績や特徴についても紹介するため、ぜひ参考にしてください。
ジャステックとは
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | ジャステック株式会社 |
所在地 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2-6-3 DSM新横浜ビル2F |
設立年月日 | 2001年10月 |
公式サイト | https://justec.co.jp/ |
ジャステックは2001年に設立されたものづくりの会社です。汚泥脱水機やスクリーンの設計・製造・販売を行っています。
畜産業界や化粧品工場、弁当惣菜工場、大規模商業ビルなどに製品を導入しており、全国で1,000台を超える実績を記録。養豚業者においては、約10%の市場シェアを獲得しています。
また、独自開発の固液分離技術を使用した『SPATONテクノロジー』という特許技術を全製品に採用していることが特徴です。興味のある方は気軽に問い合わせてみてください。
ジャステックの導入実績
ジャステックでは、汚泥脱水機において以下のような導入実績があります。
- 沖縄県産業関連組合
- 大阪府ドーム球場
- 山形県繁殖豚センター
- 東京駅商業施設
- 沖縄県HMホテル
ジャステックの製品は畜産業界に特に評価されており、全国の養豚場の約800ヵ所に導入されています。また、産業排水業界においても400ヵ所以上の実績があります。
ジャステックの商品ラインナップ
ここでは、ジャステックの商品ラインナップを紹介していきます。ジャステックで用意されている商品は以下の4つです。
- SPATON工場向け水処理汚泥脱水
- SPATON小規模事業向け水処理汚泥脱水
- SPATON養豚原水向け前処理脱水
- TONPARAホテル・大型商業ビル向け汚泥濃縮機
それぞれの特徴を以下で解説します。ぜひ参考にしてください。
SPATON工場向け水処理汚泥脱水
『SPATONテクノロジー』を採用した汚泥脱水機のハイスペックシリーズです。無気分や油分、繊維分を含む汚泥に対しても搬送能力の低下がおきず、産業廃棄物の処理コストを大幅に削減できます。
また、目詰まりが起きないことによって洗浄水が不要であったり、使用する電力が少ないという面からも汚泥処分費用の削減が可能です。省スペース化も図れるため、用途に合わせて設置できます。
SPATON小規模事業向け水処理汚泥脱水
汚泥脱水機に粉末自動溶解機を含めたオールインワンの製品です。汚泥サービスタンク及び汚泥供給ポンプや脱水機本体、自動運転が可能な操作盤など、6つの機能が一体化したユニットになっています。
自動運転機能によって、誰でもスイッチひとつで簡単に操作できることが特徴です。定期的なろ過部の交換作業もないため、非常に使いやすくなっています。
また、SPATONテクノロジーを採用していることで目詰まりもありません。少量汚泥処理クラスで最も高性能でローコストな製品です。
SPATON養豚原水向け前処理脱水
700基以上の納入実績を誇る、養豚農家向けの脱水機です。構造がシンプルであり、専門的な知識がない人でも簡単に操作できます。
また、SPATONテクノロジーによって、養豚原水特有の硬いトン毛や夾雑物の影響を受けることなく、確実な脱水が可能です。洗浄水を必要とせず、水の確保がいらないことも大きなメリットとして評価されている脱水機になります。
TONPARAホテル・大型商業ビル向け汚泥濃縮機
機械濃縮によって汚泥量を大きく減らし、汚泥処分費用の削減を実現する、SPATONテクノロジーを採用した汚泥濃縮機です。本来処分すべき固形物量は変わらずに、水分量だけを濃縮効果によって減少させるため、汚泥処分費の削減ができます。
ホテルやビルの地下に除害設備や中水道がある場合の汚泥処理に向いている製品です。また、脱水ケーキの搬出が困難であったり、脱水機の自動運転に不安がある方にもおすすめの製品となっています。
ジャステックの3つの特徴
ここでは、ジャステックの特徴を紹介します。特徴は以下の3つです。
- SPATONテクノロジー
- 海外でも認められた技術力
- 汚泥の特性と処理規模にあった提案
それぞれ以下でわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。
SPATONテクノロジー
1つ目の特徴は、SPATONテクノロジーがあることです。SPATONテクノロジーとは、独自開発の2つのプレート構造を利用した固液分離技術のことを指します。
特許を取得している技術であり、一般的な脱水機が苦手とする油分や糞尿のような手強い汚泥でも性能を落とさないことが特徴です。また、2つのプレートはセルフクリーニングされるため、目詰まりが起こらず、一切の洗浄水が不要になります。
SPATONテクノロジーを採用することで、どんな汚泥に対しても効果的かつ経済的に処理することが可能です。
海外でも認められた技術力
2つ目の特徴は、海外でも認められた技術力があることです。ジャステックの汚泥脱水技術は、インドネシアをはじめとしたアジア諸国に広がりを見せています。
インドネシアにあるバタム市の下水処理の解決に乗り出したのをきっかけに、SPATONテクノロジーは多くの注目を集めました。今後も、アジア諸国の遅れている下水処理技術を先導する役目を担っていくため、多くの可能性を秘めています。これからの活躍が期待できる会社といえるでしょう。
汚泥の特性と処理規模にあった提案
3つ目の特徴は、汚泥の特性と処理規模にあった提案をしていることです。ジャステックでは、依頼先の汚泥の特性と処理規模に最適な脱水機を提案してくれます。
水処理汚泥から発生する低濃度汚泥には、濃縮部と脱水部の個々の駆動速度を可変することで含水率重視の自動運転を実現します。また、繊維質が多く濃度の高い原水に関しては、混和槽の出口に濃縮機を取り付けることで脱水処理速度を上昇させることが可能です。
ジャステックの脱水機なら汚泥の特性と処理規模に合わせて、最適な濃縮機構を付加して大幅に処理能力を向上できます。
まとめ
本記事では、ジャステックの汚泥脱水機について徹底解説しました。ジャステックの汚泥脱水機は特許技術を使用することで効率的に汚泥を処理できます。
さらに、タフな性能と目詰まりが起きないことで内部閉塞事故を防ぎ、汚泥処理コストの削減が可能です。興味のある方はぜひ問い合わせてみましょう。
汚泥脱水機を選ぶ際には、複数の会社の製品を比較することが大切です。1社だけでなく、複数社の製品を比較してあなたの用途に最適な製品を選ぶようにしてください。
本記事があなたのお役に立てれば幸いです。