富国工業株式会社は60年を超える歴史を持ち、スクリュープレス脱水機に特化している会社です。日本だけでなく、海外でも豊富な実績を誇り、世界No.1の納入実績を記録しています。
圧倒的な実績を持っているため、安心して依頼できる会社といえるでしょう。しかし、汚泥脱水機は汚泥の種類や処理方法によって最適な商品が変わるため、会社選びを慎重に行わなければなりません。
- 富国工業株式会社の特徴を知りたい
- 富国工業株式会社がどんな汚泥脱水機を扱っているのか知りたい
汚泥脱水機の新たな導入を検討している方の中には、上記のような情報を求めている方もいるはず。
そこで本記事では、富国工業株式会社の汚泥脱水機について解説します。会社の特徴や納入実績まで紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
富国工業株式会社とは
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 富国工業株式会社 |
| 所在地 | 東京都葛飾区亀有3-17-3 |
| 設立年月日 | 1959年5月 |
| 公式サイト | http://www.fkc-net.co.jp/ |
富国工業株式会社は1959年に設立された会社であり、半世紀以上ものあいだスクリュープレス一筋のサービスを展開しています。完全受注生産の方針をとっており、社会のニーズに応じたスクリュープレスの設計・製造・販売を行っている会社です。
食品や建築・製紙業界など様々な業界に製品を導入し、累計の納入実績が6,000台を超えるという圧倒的な実績を誇っています。製品導入時には、現場テストや社内テストをしてくれるため、導入先に最適な製品を導入することが可能です。
富国工業株式会社の納入実績
富国工業株式会社では、以下の納入実績があります。
- 株式会社京葉興業
- 株式会社太陽油化
- 霧島酒造株式会社
- 日本澱粉工業株式会社
- 日本製紙株式会社
さまざまな業種の会社に製品を導入しており、導入先の会社からは技術力と対応力の高さを評価されています。さらに、リピーターが多いことも、富国工業株式会社の特徴のひとつです。
富国工業株式会社の商品ラインナップ
富国工業株式会社では、完全受注生産によって顧客のニーズに細部まで応えた『FKCスクリュープレス』を用意しています。
FKCスクリュープレスは、スクリーンが張られている円筒状の外筒内部にスクリューを設置。スクリューパイプが出口に向かって次第に太くなり、搬送されながら容積が小さくなることで、投入された原料が圧縮され脱水が行われます。
簡単な構造となっており、低速運転によって消耗品が少なく、メンテナンス費用が掛からないことが特徴です。また、他機種の脱水機と比べて動力や洗浄水のユーティリティが少なく、費用が安価となっています。
簡単に密閉構造にできるため、臭気対策やガス回収が容易にできることも大きなメリットといえるでしょう。
富国工業株式会社の3つの特徴
ここでは、富国工業株式会社の特徴を紹介します。特徴は以下の3つです。
以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
世界No.1の納入実績
1つ目の特徴は、世界No.1の納入実績であることです。富国工業株式会社の脱水機は、高い脱水率、固液分離効果を発揮します。
60年以上の歴史で培った経験と技術を駆使して高性能な脱水機を開発することで、世界でNo.1の圧倒的な実績を誇っています。納入実績6,000台以上という数字だけで信頼できる会社であることがわかるでしょう。
また、富国工業株式会社の脱水機はスクリュープレスの良さを評価され、リピートオーダーをもらうことがほとんどです。顧客満足度が高いことは大きな安心材料となります。
豊富な知識による柔軟性の高さ
2つ目の特徴は、豊富な知識による柔軟性の高さです。富国工業株式会社は、今までの納入実績や豊富なデータを活かして、顧客の課題に最適な製品を提案してくれます。
豊富な知識があるため、他社の製造した脱水機の性能を向上させることも可能です。実際に、他社のスクリュープレスに、富国工業株式会社が設計したスクリューを取り付けて性能アップを実現した事例もあります。
豊富な経験と知識がなければ、高性能なスクリュープレスの製作は不可能です。その点、富国工業株式会社は安心といえるでしょう。
海外での豊富な実績
3つ目の特徴は、海外での豊富な実績があることです。富国工業株式会社は日本だけでなく、アメリカやフィンランド、中国をはじめとした海外でも多くの実績を誇っています。
1981年には、アメリカの製紙工場にFKCスクリュープレス1号機を納入。1988年にはアメリカの需要増加に伴い子会社を設立しています。
その後、順調に事業を拡大し、現在では世界中の国から依頼を受けています。世界中で培った経験を活かすことで、様々な汚泥に対応した製品をつくりだすことが可能です。
汚泥脱水機を選ぶポイント
汚泥脱水機を選ぶ際には、以下の重要なポイントを考慮する必要があります。
- 施設の規模や処理量に適した性能
- 初期投資とランニングコストのバランス
- 処理する汚泥の特性に合わせた選択
- 設置場所の制約への対応
- 運転やメンテナンスの簡便性
これらのポイントを慎重に検討することで、最適な汚泥脱水機を選定することができます。適切な機器を選ぶことで、効率的な汚泥処理が可能になり、長期的なコスト削減にもつながります。また、環境への配慮や法規制の遵守も容易になるでしょう。
次の各項目では、これらのポイントについてさらに詳しく解説していきます。
処理能力と運転コスト
汚泥脱水機の選定において、処理能力と運転コストは非常に重要な要素です。適切な処理能力を持つ機器を選ぶことで、効率的な運用が可能になります。
処理能力は、施設の規模や日々の汚泥発生量に基づいて決定しましょう。過大な能力の機器を選ぶと、初期投資が高くなるだけでなく、運転効率も低下する可能性があるからです。
一方、運転コストも慎重に検討すべきポイントです。これには電力消費量、薬品費、メンテナンス費用などが含まれます。初期投資が安価でも、運転コストが高い機器を選んでしまうと、長期的には不経済になる可能性があります。
そのため、イニシャルコストとランニングコストの両方を考慮し、総合的に最も経済的な選択をすることが重要です。
汚泥の種類と性状への適合性
汚泥脱水機の選定において、処理する汚泥の種類と性状への適合性は非常に重要です。汚泥の種類（例：下水汚泥、工場排水汚泥、浄水場汚泥など）によって、最適な脱水方式が異なります。
また、汚泥の性状、特に含水率や有機物含有量、粒子サイズなどの特性も、脱水効率に大きく影響します。例えば、有機物含有量が高い汚泥では、ベルトプレス型や遠心分離型が適している場合が多いです。
一方、無機物主体の汚泥では、フィルタープレス型が効果的なことがあります。さらに、汚泥の pH や温度なども考慮する必要があります。適切な脱水機を選ぶことで、脱水効率の向上や薬品使用量の削減が可能になり、結果として処理コストの低減にもつながります。
設置スペースと操作の容易さ
汚泥脱水機の選定において、設置スペースと操作の容易さは実用面で非常に重要なポイントです。まず、設置スペースについては、既存の施設に導入する場合、利用可能なスペースに制限があることを理解しましょう。そのため、コンパクトな設計の機器や、既存の設備レイアウトに適合しやすい形状の機器を選ぶ必要があります。
操作の容易さも重要な要素です。複雑な操作が必要な機器は、運転ミスのリスクが高くなり、また専門的な知識を持つ操作員が常時必要になります。そのため、できるだけシンプルな操作で効率的に運転できる機器を選ぶことが望ましいです。
さらに、メンテナンスの容易さも考慮すべきポイントです。定期的なメンテナンスが簡単に行える機器を選ぶことで、ダウンタイムを最小限に抑え、長期的な運用コストを削減することができます。
富国工業株式会社はこんな人におすすめ
富国工業株式会社は、以下のような方々に特におすすめです。
- 大規模な汚泥処理を必要とする自治体や大手企業の施設管理者
- 海外展開を考えている企業や国際的なプロジェクトに携わる方々
- 複雑な汚泥処理の課題を抱える産業分野の専門家
富国工業株式会社の製品とサービスは、これらの顧客層に特に適しています。大規模処理を必要とする管理者には、同社の世界No.1の納入実績が信頼性の証となります。海外展開を考える企業には、豊富な国際経験が強みとなるでしょう。同社のグローバルな基準への対応力は、国際プロジェクトでの重要な資産となります。
また、環境配慮と高効率処理の両立を目指す顧客にとっても、同社の最新技術は理想的な選択肢となるでしょう。
おすすめの汚泥脱水機メーカー3選
本記事の最後には、おすすめの汚泥脱水機メーカーを紹介します。今回紹介するのは以下の3社です。
以下でそれぞれの会社について詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
アムコン株式会社
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | アムコン株式会社 |
| 所在地 | 神奈川県横浜市港北区新羽町1926 |
| 設立年月日 | 1974年11月 |
| 公式サイト | https://www.amcon.co.jp/ |
1つ目におすすめの会社は、アムコン株式会社です。アムコン株式会社は約50年の歴史を持ち、世界で初めて洗浄水のいらない汚泥脱水機を実現した会社として知られています。
また、高い開発力を有しており、独自の汚泥脱水機を生み出した日本初の企業としても有名です。アムコン株式会社では、サンプルテストやサンプル分析をすることで顧客の扱う汚泥に最適な脱水機を提供しています。
脱水機の購入前にアムコン株式会社の製品が導入先に適しているかわかるため、安心して依頼が可能です。
積水アクアシステム株式会社
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 積水アクアシステム株式会社 |
| 所在地 | 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番30号 梅田スカイビルタワーウエスト21階 |
| 設立年月日 | 昭和39年3月 |
| 公式サイト | https://www.sekisuia.co.jp/ |
2つ目におすすめの会社は、積水アクアシステム株式会社です。積水アクアシステム株式会社は約60年の歴史を誇り、積水化学グループの一員として汚泥脱水機を扱っています。
1967年に日本初のプラスチックパネル組立方式タンクを開発し、ボルト組立形貯水タンクのパイオニアとして業界をリードしている会社です。日本だけでなく、オランダやタイなど、海外でも多くの実績を誇るため安心して依頼できます。
興味のある方は気軽に問い合わせてみましょう。
株式会社ヘリオス
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ヘリオス |
| 所在地 | 東京都品川区北品川3-6-9 Ubiz品川 |
| 設立年月日 | 1982年2月 |
| 公式サイト | https://www.kk-helios.co.jp/ |
3つ目におすすめの会社は、株式会社ヘリオスです。株式会社ヘリオスは約40年の歴史を持ち、脱水機のパイオニアかつ水処理のプロとして、高性能な多重円板型脱水機を扱っています。
脱水機の製造・販売だけに捉われず、脱水処理周辺の解析も行い、総合的なコスト削減策を提案していることが特徴です。株式会社ヘリオスの高性能な汚泥脱水機を利用することで、汚泥処理の効率化や日々のランニングコストの削減ができます。
興味のある方は一度問い合わせてみましょう。
まとめ
本記事では、富国工業株式会社の汚泥脱水機や会社の特徴、納入実績を解説しました。富国工業株式会社は、世界No.1の納入実績を誇る実力派の会社です。
豊富な経験とデータを持っているため、導入先の汚泥を効率的に脱水してくれるでしょう。しかし、脱水機は汚泥の性状や種類によって最適なものが異なります。導入後に後悔しないためにも、複数社を比較・検討した上で依頼先を決めるようにしましょう。
本記事があなたのお役に立てれば幸いです。
